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クデマン イッタミョン

8月10日(土)

みいざるは特に苦しそうでもなく、かといって眠るでもなく、静かに体を横たえています。
たべものはもう「いらない」そうで、お水を飲むこととトイレに行くことが一日のしごと。
旅立つ準備を始めているのかな、と思います。

韓国の「路上詩人」イ・ヨンハンさんが、のらねこたちの姿を何冊かのエッセイにしていて
その中に、地域で「元祖のらちゃん」と呼ばれているボス猫最期が綴られていました。
野良生活で、めったにない病気に感染したボス猫・パラミを救助したものの
諸般の事情で看取れないため、詩人は猫シェルターの女性に彼を託します。
最期が近くなったとき、女性は詩人にこう、電話をくれます。
「パラミが、出かける準備をしてるみたいです。」

これを読んだとき、いいなぁ、こういうふうに猫の頑張りを「準備してるみたい」と
冷静に受け止めたいなぁ、と思ったものでした。
が。実際は難しいなぁ(苦笑)。事前の覚悟など役に立たないことを、
みいざる先生は身をもって教えてくださっています。韓国留学、いってなくてよかった。

頭の中ではずっと、
ラブホリックの그대만 있다면(クデマン イッタミョン)の歌詞がこだましており。
それはあまりに未練たらたらで。
「このまま私のそばにいて」か。「私をおいて、いかないで」か。
「世界のすべてをなくしてもいいの。君さえいれば」か…。
こういうとき、韓国語の歌詞はなにか、ストレートで救われるなぁ。
日本語じゃないから、うたっててもみいざるに
「やだ、そんざる未練たらたら」って心配かける必要ないし(苦笑)


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          お散歩に通った裏山。いまのみいは、このベンチをしずかに、眺めてます。
                                                  (2009年4月)


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