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otennki

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なりたかった、大人

今年も、もう2~3週間で終わるのですね。
年齢が重なるほどに月日が早く感じられるのは本当のこと。
子供の頃、母親が「1年なんて、うぁあああああっという間」と言っているのを
不思議な気持ちで思ったものですが、40代になってつくづく実感。
思えば、今の私の年齢で母親には18の娘(→私です。ふふふ)がいたわけで。
当時の母親と比べると、自分は激しく身軽で気楽、そして未熟だなぁ、とも思う。
大学生の頃とほぼ変わらぬライフスタイルに価値観で
不惑の40まで、たどり着いてしまったわけだ…。

なのに、20代や30代の人と話すと「なぜそんな風にお考えに?」と感じることが多く。
たとえば「婚活」。
未婚女子がよく「いい人がいたら紹介してほしい」「一刻も早く結婚したい」と言うので
きっと社交辞令のようなものだろう、と流していましたが、そうじゃないんですね(笑)
心の叫びのような人も少なくないことに驚かされます。
留学経験があったり、安定した収入もある彼女たちに
なぜ結婚したいのかたずねると、答えはさまざまですが
共通しているのは「安心と安定がほしい」ということらしい。
家庭が「安心と安定」の場所?
家庭っちゅうのはある意味一番ハードな闘争の場よ、などと
なにせ仕事が、くっつけるより別れる方の相談にのるジャンルなだけに(笑)
気がつけば先輩風吹かせて言いかけているわけですが、
ちょっと待てよ、と別な私が頭の中で赤信号を点す…。

物の本によれば、男女がほぼ100%結婚できた「全員結婚時代」というのは
せいぜい60年代半ばまでのことなんだとか。
でもって、当時結婚した人たちが嬉々としていたかといえば勿論そんなことはなく
特に女性は、食うために他の選択肢がなく結婚、というパターンが大多数。
ゆえに結婚を「永久就職」と言い換える言葉も生まれたのだといいます。
おそらく今のところの私の「お客さん」は、この世代前後の方が多いのでしょう。
自分の力で存分に生きる機会を渇望した世代の娘たちは
機会を得ながらなお飢えてしまう、別なハードさに晒されている、ということでしょうか。

別にそれは、女子が欲深いからではなく
以前として女子の力を発揮できない旧態然とした社会、とか
不安定化する雇用、とかに要因があると推測されますが、そのへんの分析は女性学や社会学に任せるとして。
だから、自分が若い頃の価値観やら風潮を元に
「いやぁ、結婚なんてしなきゃしなくていいわよぉ」なんて気安く言わないよ~にしよう、と。

忘年会会場の居酒屋で。
20代女子の、自分が想像もしなかった悩みに耳を傾けながら
私はどんな大人になりたかったんだろう、と思う。

私が20代だった頃。一握りの尊敬できる先輩は、思えば皆男性でした。
40代の女性で、モデルにしたくなるような女性はそもそもその職場にはいなかったのでした。
母はよく「女も仕事を持ったほうがいい。結婚に縛られない生き方をしたほうがいい」
と言っていたけれど、仕事を持った後の展開をしるヨスガはなく。
私の世代を「新人類」などと言い募ったオジサンたちには
文句を言われたことはあっても、手本を示されたことなどなかったし。

だから、せめて想像力を働かせて、丁寧に話を聞こうと思います。
毎週火曜の韓国語学校の放課後に
私のくだらない悩みに耳を傾けてくれるオンニ達のように。
不思議なことに、職場で見つからなかった「大人」の女性は
韓国語の周縁で、出会うことができるので。

40超えた私。「なりたかった大人」探しが、当面は続きそうです。

033
「大人になるには、もう少し気配りが必要よね。えさをふんだんにくれるとか」
byみいざる先生:人間年齢に換算して御年78歳の大先輩(笑)


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