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読み直す、ものがたり

10年に一度、読み直す小説があります。

 

初版は1987年のこの小説を、初めて私が読んだのは19の時でした。

赤と緑のカバーという装丁と「100%の恋愛小説」というふれこみのせいか

瞬く間にベストセラーとなり。

確か、単行本としての売り上げ部数は400万部を超えたのではなかったでしょうか。

周りの友人誰もが読んでいる中で、仕送りからお金を貯め、ようやっと買った記憶があります。

(当時は今よりもなお、単行本が高嶺の花だったので)

でも、最初の時は

赤裸々で、かつ、うつろってゆく恋愛の展開に圧倒されてしまい。

正直、なぜこれほどまでブームになるのかピンとこないまま読み終えました。

 

 

 

その小説は、村上春樹の 「ノルウェイの森」です。

 

 

 

19の時に買ったもの。表紙もだいぶくたびれてます。
 
 
 
 
2度目は、29の時。
意識したわけではないけれど、前回からちょうど10年後でした。
このとき、何かコトリと胸の中で動く気がしたように思います。
「ああ、19の私はガキだったなぁ」と気づき
読後感が全く違うことにも驚き。
そのときに、この小説こそは30代にもう一度、改めて読んでみようと思ったのでした。
30代で読めば、また何か違った発見があるかもしれないな、と。
 
 
そして。お陰様でアラフォー(く、くそ。やっぱりこの言葉嫌いだっ)
あれからきっかり10年が過ぎ。
私は3度目の「ノルウェイの森」を読んでいます。
過去2回と異なるのは、ハングル版で読んでいること。
 
 
 

左が日本語版、右がハングル版。装丁は殆ど、同じです。
 
 
 
この本を買ったのは今年最初のソウル旅行で。
そう、シオモニムの孝行観光の合間でのこと。
買ったときは、自分に誓った10年後の約束なんてもちろん頭になく
装丁が日本語版とそっくりだったのと、
過去に読んだ本ならハングルの勉強にもなるだろうという
どちらかといえば語学モードの選択でした。
 
 
 
12月に入って突如、
この本を買っていたことと、10年前の自分への約束を思い出し
読み始めました。
今回は、読み飛ばしではなく精読で。
わからない単語は電子辞書ではなく小学館の朝鮮語辞典で
一語一語焦らず怠けず、読み進めています。
おかげでスピード、のろいのろい。
読んだ方ならご存じかもしれませんが
まだワタナベくんはハンブルク空港到着したばかりです(笑)
いったいいつになったら読み終わることか。
 
 
韓国語で読み、日本語版と辞書で確認して進んでいくのは
なんだか「一粒で二度おいしい」という感じがあります。
外国語を習う身としては、どうしても文法や単語の意味に神経が働くので
それが結果的に、日本語での意味合いをより深く考えるきっかけになり。
まるで、お米の一粒一粒を吟味して味わうような感じ。
 
そうか。30代の3度目には、こんな楽しみが待っていたのか。
 
自分の人生を10年単位で区切って何かすることなど
私にとっては初めての経験ですが、これは結構味わいぶかく。
年をとるのは悪くはないな、などと、人生に敷衍して、感じ入ったりしています。
 
この調子でいけば、40代にはスカンジナビア語あたりで
「ノルウェイの森」、読んでるかも♪
(↑完全に調子づいている。繰り返しますが、まだ主人公はハンブルク空港ついたばかり^^;;)
 
 
 
そんなわけで
前回の日記で、80年代バブルの時代を想起させられた私は
なんだか、新しい楽しみにわくわくしてます。
飼い主Bがいない、独身生活でよかったわ。好きなだけ本、よめるもの^^
 
 
 
<おまけ>
 
飼い主が読書にいそしんでいるあいだの、みいむうです。
 
 


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